二十年後の『リア充』

僕は最近、スマホを手に入れた。

お父さんは小学生には、早いって言ってたけど、お母さんは、この子なら大丈夫。もう五年生だしって『ようご』してくれた。

なんだかんだ言って買ってくれたのは、お父さんだ。

僕のクラスでもスマホを持っている子は、そんなにいない。

僕はスマホを手に入れてから、すぐに数少ない仲間とメアド交換をした。

スマホを持っていない友達とは、僕が中心になってスマホをみんなで覗きこんだ。

一応、僕のスマホは変なサイトに入ったり『かきん』はできない。

でも充分。それでも僕は夢中になれたんだ。

でも、一つだけ不満がある……。