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『すいません、ありがとうございます』
差し出されたスポーツドリンクをもらい私は一口喉に流し込む。
爽やかな酸味と甘みが喉を通り抜けて美味しい。
『日原が倒れたらみんな心配するよ。自分の身体のことも考えてあげなさい』
眉を寄せて高月様は呆れたような心配そうなそんな表情で私を見る。
『これからは気をつけます』
頭を下げて謝れば、許してくれたみたいで優しい笑みを向けてくれた。
『分かったならいいよ。じゃあ、私は戻るからきみもそろそろ中庭の仕事を済ませてきなさい』
『承知しました』
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