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優しくて温かい手に私は安心を覚えて眠りについていた。
時折、冷えた濡れタオルを額に乗せてくれたり食事にお粥を持ってきてくれて優しい気持ちが嬉しかった。
真夜中、ふと目が覚めると高月様がベッドに顔を臥せて眠っていてるのが見えた。
ずっと、部屋に居てくれたんですね…。
赤の他人の私のために看病してくれて見てくれて…。
胸がトクントクンと鳴り、静かに手を当てる。
あ、私はこの人が好きなんだ…。
『この気持ちはいつぶりでしょう…』
他人思いで優しいこの人が好き。
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