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「おにいちゃん!あそぼっ!あそぼっ!」
とりあえず、リビングに通したものの、ペタペタとくっつき回られたりと、俺は千羽に好き放題にされていた。
「今何時かわかるかい?千羽さん。」
「千羽でいいよぉー。
あそぼっ!時間なんて関係無い!」
「いや…もう寝る時間だからな?
」
「えーっ!わかった!
ねよぉー!
叔母さんに手土産も必要だし!」
「手土産?」
嫌な予感がする。
千羽は、俺にぎゅっと抱きつくと耳元でそっと囁く。
「千羽ねぇ。
叔母さんへの手土産何が一番喜ばれるかなぁーって考えたの。
やっぱり!孫かなぁーって!」
「まてまてまて!?
まず、お前何歳だ!!
どう見ても俺より年下だよな!」
「うん!でもおにいちゃん!
私は大人だよっ!
こう見えて、13歳です!」
「見たまんまだわ!
手を出したら捕まるレベルじゃねーか!」
「えーっ。でも前世では1歳で大人だったよ?」
「犬と人間一緒にすなぁー!!」
「あーでもでもでも!
愛の逃避行!なんてロマンチックでいいと思わない?」
「愛の逃避行じゃなくて、それは立派な誘拐事件だから!
捕まるの俺だけだから!」
突っ込んでたらキリが無い。
てか疲れる。
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