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俺は千羽をこの場に放置し、寝る事にした。
「もう。お前はそこのソファ使っていいから、寝ろ!
どうせ帰るつもりないんだろ?」
「えーっ!おにいちゃんと寝たい!」
「ダメだ!お前は身の危険を感じるから!」
「えーっ!絶対叔母さん喜ぶよ?」
「黙れ!ロリビッチ!
俺は健全な生活を送りたいんだ!」
「ブーブー。」
俺は、ぶーたれる千羽を置き去りにし、そのまま部屋に戻っていく。
〝全く、いきなり夜中に押しかけてきてなんなんだ!あいつ。
でも、本当にクロなのか?
もしそうなら…咲夜は……〟
俺は考えながら階段を登り、自室の扉を開ける。
「わぁー!ここがおにいちゃんの部屋かぁー。」
迂闊だった。
千羽がこっそり俺の後をついてきていたのにも気づかず開けた為、千羽が部屋になだれ込んできてしまった。
「おまっ!?
いつの間に!」
「うへぇー。
こんな所にエロ本はっけーん!」
「やめろっ!見るな。」
俺はお宝を千羽から取り上げ、千羽の届かない高さまで高らかに掲げる。
「あっ!返せ!返せ!」
「ダメだ!
これは俺のだ!」
「むー。
いいよ?もう中身確認しちゃったし。」
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