第2章

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「どれか、気になる本があるなら貸すよ?」 そう思っていると、カレーを2皿おぼんに乗せて持ってくる式峰 「いや、どれもダズさんから借りて読んだ」 ジョ○ョとか、犬○叉とか、ツバ○クロニクルとか、ここにあるマンガは一通り……というか、マンガのチョイスがダズそっくりだ 「あはは、そうなんだ。ここにあるマンガも、じつはダズさんに貸してもらったんだ。時間がなくてなかなか読み終わらないんだけどね」 なるほど、どうりで。 「さ、食べよ」 「ん、いただきます」 俺と式峰は、テレビを見ながらカレー食べる。テレビはヒーロー特番の続きがまだやっていた 「やっぱり、ヒーローの特番多いよね。」 「まぁ、ヒーローは今一番人気あるし。どこの局もこぞってヒーロー特集を組みたがるでしょ」 「じゃあ、今人気ののヒーローのなかでも、特に話題しぐれちゃんは今もっとも日本で人気があるってことかな」 「えっと……ああ、そうなるか」 「羨ましいね、人気者さん」 「そんないいものじゃない。疲れるだけ。俺はありがとうって一言お礼を言ってもらえればそれだけで十分。」 「欲がないなぁ、ヒーローらしくて格好いいけどね」 ダズと同じような事を言う式峰秋 「あ、そうそう。私の知り合いでヒーローやってる人が何人か居て、その人たちとよく連絡取り合ってるんだけど、よかったら紹介してあげようか?困ったときに手を貸してくれると思うんだけど」 カレーを食べ終えた式峰が、 「…いや。他のヒーローにはあまり関わらないようにしたい。」 どこから正体がバレるかわからない。可能性はおおきくしたくはないんだ 「そう……まぁ、気が変わったら何時でも言ってね。じゃあ、ちょっとお風呂沸かしてくる」 食器をシンクに持っていき、風呂にお湯を張りに行く式峰。しかし、数分後困った顔をして戻ってきた
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