第2章

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朝食を頂いた後、俺は部屋に戻り変身スーツに着替え、変身を解除する 「ようやく男に戻れた……まったく、やれやれだぜ。」 とりあえず、ランニングでもするか。 ジャージに着替えて部屋を出てよく走るコースを一定のペースで走る。 6km程走っただろうか、急激に体が疲れ、足が重くなる 「……少し衰えたか?……いや、流石に一気に疲れるなんてな」 少し、ペースを落としゆっくりと走るがどんどんと力が抜けて行き、最終的には歩くのもしんどくなる 「これは……流石におかしいぜ………」 ゆっくりと歩きながら角を曲がり、ショッピングモールの近くに差し掛かると、人が大勢気絶していた。 「なんだこれは、新手の幽○紋(ス○ンド)使い……じゃない、新手の怪人か」 ショッピングモールの屋上に、黒い影のような一旦木綿のように薄っぺらい怪人が現れ、駐車場に停まっているトラックにとり憑く。 すると、なんということでしょう。そのトラックはみるみるうちに姿が変わり、怪人のようになる 『ダリーナー』 トラック怪人は、そういいながら暴れて積み上げている商品を崩す 「……やはり、怪人か」 俺は念のため持ってきていたベルトを腰に巻き、物陰に隠れて変身する 「よし、疲れもなくなった」 変身すると先程まで感じていた疲れは消え、体が軽く感じる。 俺は、物陰から怪人の様子を窺う。そして出ていこうと思った時に、ピンク、青、黄、緑、オレンジと派手な髪色の5人の学生服を着た少女が走ってくる。顔に幼さがあるので中学1か2年といったところだろう。 「それ以上は暴れるのはやめなさい。ザケンナー!」 ピンクの髪の少女が怪人に向かってそう叫ぶ。 あの怪人はザケンナーというらしい。 「今日こそはあなたたちを倒して、全世界を疲労させてやる!」 ザケンナーの右肩に、突如現れる露出の多い服に、マントを着た黒髪の中学生 既に、ブラックな企業の手によりこの国は疲労が蔓延してるけどな
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