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朝食を頂いた後、俺は部屋に戻り変身スーツに着替え、変身を解除する
「ようやく男に戻れた……まったく、やれやれだぜ。」
とりあえず、ランニングでもするか。
ジャージに着替えて部屋を出てよく走るコースを一定のペースで走る。
6km程走っただろうか、急激に体が疲れ、足が重くなる
「……少し衰えたか?……いや、流石に一気に疲れるなんてな」
少し、ペースを落としゆっくりと走るがどんどんと力が抜けて行き、最終的には歩くのもしんどくなる
「これは……流石におかしいぜ………」
ゆっくりと歩きながら角を曲がり、ショッピングモールの近くに差し掛かると、人が大勢気絶していた。
「なんだこれは、新手の幽○紋(ス○ンド)使い……じゃない、新手の怪人か」
ショッピングモールの屋上に、黒い影のような一旦木綿のように薄っぺらい怪人が現れ、駐車場に停まっているトラックにとり憑く。
すると、なんということでしょう。そのトラックはみるみるうちに姿が変わり、怪人のようになる
『ダリーナー』
トラック怪人は、そういいながら暴れて積み上げている商品を崩す
「……やはり、怪人か」
俺は念のため持ってきていたベルトを腰に巻き、物陰に隠れて変身する
「よし、疲れもなくなった」
変身すると先程まで感じていた疲れは消え、体が軽く感じる。
俺は、物陰から怪人の様子を窺う。そして出ていこうと思った時に、ピンク、青、黄、緑、オレンジと派手な髪色の5人の学生服を着た少女が走ってくる。顔に幼さがあるので中学1か2年といったところだろう。
「それ以上は暴れるのはやめなさい。ザケンナー!」
ピンクの髪の少女が怪人に向かってそう叫ぶ。
あの怪人はザケンナーというらしい。
「今日こそはあなたたちを倒して、全世界を疲労させてやる!」
ザケンナーの右肩に、突如現れる露出の多い服に、マントを着た黒髪の中学生
既に、ブラックな企業の手によりこの国は疲労が蔓延してるけどな
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