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「それは……」
「探したぞ、ダークドリーム」
突如、公園のジャングルジムの上に全身に毛が生え、鋭い牙と爪を持った狼男が現れる
「ウルフール…なんの用」
少女は敵意剥き出しでそう言う
「帰ってくるのが遅いから、わざわざ迎えに来てやったんじゃないか」
ジャングルジムから飛び降りる狼男
さて、また蚊帳の外に追い出されそうな予感がするぞ
「私は……帰らない。もうあなた達とは関わりたくない」
少女はうつむき加減になりながらそう言う
「我等を裏切ると言うことか?……弟がどうなってもいいのか?」
「っ……」
狼男に言われ、うつむき、唇を噛みしめ小刻みに震える少女
なるほど、弟を人質にとられて従わされていただけか……
「それに、もう帰る場所なんてないだろ」
「………っ」
その言葉を聞き、涙を流す少女
さて、そろそろ我慢の限界だ………
「おい、そこの狼。さっきからこんなに可愛い女の子に、随分とひどいじゃないか」
「なんだお前は、部外者はひっこんでろ」
「部外者?………いや、部外者じゃない。なんせ俺は、正義の味方だからな………さあ、この子の弟を返してもらおうか」
俺は、変身ベルトを巻いてそう言う
「今から見ることは、誰にも言わないで。できれば忘れるんだ」
俺は少女にそう言い、狼男に向き合う
これで、変身した姿がマスクドライダーだったらカッコいいんだけど……魔法少女じゃしまらないだろうな。
「変身」
俺は、そう思いながら変身する
「クレセントガール!」
「………え?」
「………は?」
変身した俺の姿を見て、固まる二人………まぁ、無理もない
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