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ピンポーンピピピンポーンピンピンピンポーンピンピンポーン
今日は講義が休講なので、ぐっすりと眠っているとやけにリズミカルなインターホンに起こされる
これは、ダズだな……まったく、帰ってくるなら連絡くらいしろというのに
「なんだ、ダズ朝っぱらから」
「いや、もう11時ぞ……いやぁ、ちょっと報告があって、今日ツッキーの部屋で焼き肉どーよ?」
既にスーパーで肉や野菜を多めに買ってきているダズ
「聞く前からやる気満々じゃないか……まぁ、明日は土曜日だし構わないが報告ってなんだ?」
俺は、材料を受け取りながら聞く
「いや、まぁ後で話すお。出来れば式峰殿もお呼び願いたい」
「ああ、わかった。そうだ、一人、お前に会わせたい子が居るんだが」
自分の部屋に戻ろうとするダズを引き留めてそう言う
「会わせたい子……だれぞな?」
「お前のお隣に引っ越してきた女の子だよ」
「マジですかktkr!」
「相手は中学生だからな。」
「中学生……?」
何気なく、自分の部屋の隣の部屋を眺めるダズ
「人の気配がないみたいだけど、一人暮らし?」
「……多分な」
よくはわからないが……そうだと思う
「中学生で一人暮らしとかなにそれ……大丈夫?」
「一人暮らしできてるから、保護者はいると思うけど……ちょっと訳ありでな」
「と、言いますと?」
「……とりあえず、中で話そう」
俺は、ダズを部屋に上げて麦茶をだす
「話の続きだが、その子はもともと悪の組織の幹部的なポジションで……」
俺は、俺が知ってる限りでその子の事情を話す
「なるほど………まぁ、少し謎はあるでつけど概ね理解したでつ。っていうか、なんで僕と会わせたかったでつ?」
「ん、お前のお隣だからって理由と、色々と手を貸してやって欲しいからかな」
「まったくもう、ツッキーはお節介焼きさんでつな」
やれやれと言った風に、首を左右に振るダズ
「自分でもそう思うよ。まぁ、話は終わりだ連絡しとくよ」
「ういっす……あ、ところでツッキー」
「ん?」
「考えたんだけど、式峰殿には正体を教えた方がいいんじゃないでつか?」
「は?」
こいつ、いきなり何を言い出すんだ
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