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「なんだこれえええええ!」
変身しおわった自分の姿を見て、驚愕する
……俺のイメージしていたヒーローと……なにか違う
具体的に言うと性別。
いや、たしかに、多くの物を失うと言ったけど……失うものが大きすぎるだろ……
「金髪ロリ美少女ktkr!」
ダズはカメラを手に、変身した月島を撮りまくる
「ダズ!なんだこの格好は!……って、声まで可愛くなってる!」
「勿論、変身した姿でつけど、いかがされました?」
「いやいや、おかしいだろ!特に性別!俺はヒーローになりたいんだ!」
「と、言われましてもー、此方は変身ベルトが欲しいとしか聞かされてませんし。変身っていったらやっぱ魔法少女っしょJK」
「いやいや、だからって俺を魔法少女にするなよ!」
「拙者、実は性転換や男の娘も生ける口でありまして。そう、萌に性別など関係ないのでつ」
「お前の性癖とかどーでもいいわ。というか、だったら自分で変身すればいいだろ?ベルト返すから」
「ふっふー、駄菓子菓子!そうは問屋がおろしまへんでつwww。それは登録制になってるので、最初に変身した人しか変身出来ず、しかも登録者は他のアイテムでは変身出来ないという機能つきwww」
「なんてことだ!」
ヒーローへの夢……今、朽ち果てたり……
「まぁまぁ、他にも機能がついているでつよ」
「……例えば?」
不機嫌になりながらも、ダズに聞く
「そうでつね。身体能力がお好みで100倍位まで強化されたりするでつwww」
「他には?」
「えーっと、右手の甲にある三日月の装飾を押すと、武器が召喚されるはず」
俺は右手の三日月を押してみる
すると、目の前に長杖が出てくる。長さはざっと1.5mで、今の俺の身長とほぼ同じ。全体的に黒で先にこれまた三日月の装飾が施されている。
「おお!これで魔法が使えるのか?」
「魔法?そんなもの使えるわけないじゃん。ツッキーアニメの見すぎじゃないでつか?」
「お前に言われたくないわ!というか杖の意味は!?」
「ただの飾りに決まってるじゃにでつかJK」
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