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「まぁ、引き受けると言った手前、この格好でも我慢するがそう簡単に怪人なんて出な『臨時ニュースが入りました。只今、F市で怪人が出現した模様です。現場にはまだヒーローは到着しておらず、被害は増す一方とのことで……』……タイミングよすぎるだろ」
「さあ!ツッキー改め『魔法少女クレセントガール』出撃でつ!……あ、これ付けておいて、僕がサポートするでつから」
そういってダズは小型のイヤホンマイクを渡してくる
「わかった。変身してるけど……変身!」
「変身するときの台詞は『夜空に輝く三日月!魔法少女クレセントガール』でつ」
「夜空に浮かぶ三日月……ってやるか!」
俺はダズにツッコミを入れてアパートを出て、自分のバイクに跨がる。
体が小さくなっているため、足が届くかどうか心配だったがどうやら問題ないようだ。
少し扱うときの感覚が違うが…概ね問題ないだろう。
俺はダズに渡されたイヤホンを左耳付け、アクセルを回して現場に向かう
『ツッキー……魔法少女なの大型バイクって、しかもHAYABUSAとかスズキの人に怒られるでつ。』
「これしか移動手段がないんだからしかたないだろ」
『でもツッキー……その格好でバイクとか……完全に無免許運転じゃね?』
「免許なら持ってるぞ」
ちゃんと今も持って来てる。
『顔全然違うじゃん』
「…………………はっ!」
しまった……それは盲点だった。これでは免許を見せても意味もない!
『ツッキー気づくの遅すぎ』
「う、うるさい、仕方ないだろ。いつもこれなんだから」
『やれやれ、それにしても大型バイクで登場とは……魔法少女至上異例の事態でつ』
「そりゃそうだろ……大型の免許持ってる時点で少女じゃないし」
『なるほど、確かに……あ、そろそろ着く』
「わかった。」
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