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「あっ」
「ひ.....」
ピシャッ
「ーあれ?一川君、大丈夫なの?昭久くんは?」
不思議そうに首を傾げる持川さんに答えず中江の席に座る。
あの
たくましい腕。
悪意に満ちているのに子供のように無邪気な瞳。
歩さん。俺はすっかり彼のことを忘れていたが、彼も俺との約束を忘れてここまで迎えに来てしまったらしい。
...なるほど
私は今友人をなくしたのか
両肘を机につき、指を絡めてそこに額をのせる。
私は約40年後まで続くぼっち生活について考え始めた。
終わり
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