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んでいる国が攻撃される理由を作って。
相手がいなくなったからって、戦争は終わったりしなかった。制裁、制裁、制裁って言葉を連ねて。終わらなかった。うちは、お前に攻撃されたおかげで、こんなに被害を受けた報いを受けてもらう。うちは、お前があいつに協力したせいで、これだけの人が死んでいったんだから、報いを受けてもらうっていう風に。
まあ、結果は目に見えてる。心配しすぎだの、なんだの言われてた人たちの言ってた通り。だよ。ただ、負けたとかそんなレベルの低い話じゃなくて。まず、最初になんのために戦ってたんだっけ。なんで、いっぱい人が死んじゃったんだっけ。あの人たちの死は、本当に必要なモノだったのかな。って、話。知り合いが死ななかった人なんていなかったし、みんな、同じように悲しくて。
当然だけど、気付けなかったことに気付いたころには、もう何もかも遅かったけど。
人は、いろいろな理由でいっぱい死んだよ。誰も、死ねなんて言葉、もう勢いででも言えなくなっちゃうくらい。
そんななかで、やっと気づけたことは単純で、それこそ、笑っちゃうくらいに。仲良くしよう、とか。そんなことより、もっと単純。
温かい場所で眠れて、おなかがすきっぱなしじゃなくて。あと、隣に誰かいてくれれば。そんなことで、人は幸せになれるよってこと。
まあ、そんなこんながあった間に、地球は死の星ってくらいに荒れ果てちゃったんだよね。多くの植物が焼かれて、動物もいっぱい滅んで。
そして、もうすぐ、最後の植物群が滅んでしまえば、私たちもオシマイってわけ。
言葉選びが下手でごめんね。でも、君になら、わかってもらえたって信じてる。だって君は、私だから。君の暮らしてる今なら、まだ間に合うからだから、君と同じ世にメールがつど板人たちと協力しあって、考えてほしい。
今の私がいるここは、最悪の未来。
だから、どうしたらここに付かなくて済むのか。考えて。
最後まで、読んでくれてありがとう。他力本願でごめんね。でも、これは私たちにはどうにももうできないことで、君たちが考えなきゃいけないことだから。
追伸・何のためにそれをするのか。それを、忘れたら絶対にダメだよ。忘れないでね、そのことを』
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