嫉妬

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【その後の楽屋】会話文です 小「ど、どういう状況?」 手「ちょっとね、」 加「おい手越!」 増田を気遣った加藤が声を上げる 手「俺の勝手でしょ。」 いやに冷たく、声が響いた。すでに撮影は終わっているため次々と支度しては楽屋を出て行く。 次の日 今日はジャケットの撮影で、本来呼ばれていない私も何故か、いや必然的に来ることになった 「おはようございます」 すでに衣装に着替えている皆さんにスタッフで声をかけていく 「おっはよ~!神崎さんっ!」 ニコニコやってきて、昨日私がしたように耳打ちをした 「今日までだから、ごめんね」 スタッフのことなんて気にかけなくていいのに。 真面目な人なんだなぁなんて、思わず口元が緩んだ 1人ずつの撮影中、廊下で背の高い2人にあいました 誤解をといておいたほうがいいかな…でも、もしかしたら、と思考錯誤していると小山さんが口を開きました 「すみません、巻き込んじゃって」 やっぱり、2人にはバレてたみたい 「協力するって言ったのは私なので、大丈夫です」 そのままペコリとお辞儀をして撮影現場に足を進めていくと 目の前を金色の髪が通りました 「手越さん!」 もう止めたほうが、そう言おうとした時 私の横に手越さんの腕が伸びてきました。 これって、もしかしなくとも壁ドン…!? 吐息がかかるほどの近さに鼓動が速く、ただ見つめることしかできなかった 「来て」 気付くと目の前には増田さんがいて、ついさっきまで私の横に置いてあった手は彼の手によって剥がされたようでした 「なんで、俺が誰と何してたって関係ないでしょ!!」 怒っているのに悲しい、今にも泣きそうな手越さんの横顔はテレビで見ることのない、1人の少年でした。 2人の恋が確かな愛に変わりますように 赤と金の後ろ髪を見つめながら、願いました
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