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食糧よし、水よし、懐中電灯にレインコート、軍手にマッチ、その他もろもろよし。
この防災グッズのような品々をリュックに詰めて背負い外に出た。
これで今日は何があっても大丈夫!
何しろわたしは異世界に召喚される体質。しかも、身ひとつで。
コンビニに行く途中で召喚され、魔王を倒したことがある。
物置の整理をしようとした日は絵本の世界に吸い込まれ、伝説の靴べらを探した。
しかし今日は何もなかった。
まあ、そう都合よく召喚されないよね。
明日も早いし、風呂に入ってさっさと寝よう。
自宅の風呂だし、タオルで前を隠す必要もない。
湯煙の向こうは異世界だった。
また身ひとつで召喚されたんですね理解しました。
「我らの神殿へようこそ、破壊神さま」
神官らしき男が言った。
「うん、来た」
わたしも慣れたものだ。
とりあえず湯冷め確定。
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