憂等生の私のこと

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それとハルカワ アスコに、 私の名前を「ちゃん」付けで 呼ばれた事なんてない 色々と世界が違う。 きっと、ハルカワ アスコにとって、 「ユウナちゃん」は、 「嫌われ者をお見舞いに行く良い子」を 作る為の道具でしかないんだ。 誰が、利用されてたまるか。 もう一度、インターホンが鳴ったけど、 無視を決め込んだ。 きっと、すぐに諦めて帰る。 けれど、メールの内容を思い出す 「扉はちゃんと開けること」 ……ああ、 ハルカワ アスコに会う事を言ってるのかな。 けど、私は、いやだ。
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