parte.3 空港に降り立つ

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parte.3 空港に降り立つ

Chimonanthus praecox3 ~parte.3 空港に降り立つ~ 最初のキャラ名はfinalarwinにした 。 昔、書いていた小説に出てきた 主人公の異名だ。 最後という「final」 そして子供の頃に呼んだ漫画の主人公の名を 掛け合わせたハンドルネーム ネット世界に始めた触れた時から このハンドルネームを使っていて いわばもうひとつの僕の名前とまで 思えるようになっていた。 ネバーワールドのサーバーの一つである TEワールド その中のニューロッカ州の空港に降り立った僕は しばらく情報収集をして、、、 モンスタージムに入り、 いつものRPGをやるように せっせとレベ上げをしていた。 その時、不意にメールが届いた。 相手は見ず知らずのプレイヤー、 キャラの性別は女性だったが 彼女はこう言った。 「これをあげる♪頑張って(^o^)/」 メールのプレゼントBoxには 最初のプレイではすぐに 手に入らないような資金が 入っていた。 衝撃だった。 今までのゲームはチートや裏技を使わない限り 高額の資金なんて 手に入らない。 あとでわかった事だが、 ネバーワールドではモンスターを 倒して得られる資金なんて 雀の涙くらいしかないのだ。 僕は慣れない手付きで携帯を 操作してお礼を打ち込んで送った。 これがMMO-RPGなんだ。 そう思いつつ、リアで仕事を終えた後に携帯を弄ってはキャラレベルを上げていったのだった。
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