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その後、夕暮れの生徒会執務室にて。
「ライブジャック大好評だったわね。総会長の人脈の広さにはホント頭が下がるわ」
「五十嵐さんの段取りが上手だったから、成功できたのよ。ありがとう」
統括上級副会長の五十嵐と、総会長は、学院祭という大仕事を終え、二人きりのティータイムを過ごしていた。
「そういえば、ポピュラーミュージック同好会が、解散について納得してなかったけれど」
「エクレシア女学院に、アニソンオンリーの同好会なんて必要ない」
「たった三人の同好会に厳しいわね」
「目障りな芽は、早い内に摘むに限るの。こう、プチッと……ね」
そう言って、総会長は薄っすらと笑みを浮かべながら、デッサン用の練り消しゴムを、ねじりながら引き千切った。
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