第二章 俗に言う、前途多難かよ!

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ゲフェン学園 世界有数の有名男子校で、世界中の王子や御曹司(おんぞうし)が通う由緒正しい歴史ある学園である 教育に力を入れるツェリスタ国によって創立され、卒業した生徒は多く、各国で活躍するというジンクスまである 跡取りを持つ親ならば誰もが入学させたいと思わせるには十分な魅力を持つ 学園の所有地は山奥でありながら広大だ 学園をグルリと囲い込む形で山と町があり、町には商業施設が豊富にある 交通は徒歩や馬 許可があれば転移も可能 休日には宿泊許可を持つ生徒が町に溢(あふ)れる ゲフェン学園と周囲の町が発展したのは、卒業生である各国の重鎮達の力故だろう そんな全く関係ない事を考える俺は現実逃避をしていたいからだろう 要望があるか、と聞かれれば、即答で癒しが欲しいと口にする 猛烈に癒しが欲しい…!! 猫のようで犬のようなジュナリスを膝枕し、子供らしいプニプニな頬っぺたの白夜と陽炎を抱き寄せ、呆れながらも世話を焼いてくれるベリーとフローズンと下らない事をお喋りしながらお茶会にしゃれ込みたい! もっと言うと、我がゴーレムであるハピーと友人からもらったユーラと戯(たわむ)れたい!! 何故ならば! 「なぁなぁ!お前、暗いな!もっと明るくいこうぜ!オレが友達つくんの手伝ってやるよ!!」 今! 現在! 目の前に黒マリモのウザイ奴がいるからだぁぁぁぁぁぁぁぁ!! うぜぇ、マジうぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! (#`皿´)
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