第二章 俗に言う、前途多難かよ!

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白「大丈夫?怖いお顔だよ?」 陽「先程の王道とやらにだいぶやられておるな」 ジュ「紫、苑…」 心配そうに覗き込んでくる白夜と陽炎 床に敷かれたカーペットの上であぐらをかいていたジュナリスが俺を呼び、自分の膝を軽く叩いて促してくる その動作の意味を察した俺は思わず飛び付き、ジュナリスの膝の上に乗り上げた ジュナリスの方も手を伸ばしてきて、足の間に座らせてくれる ジュナリスを挟むようにして白夜と陽炎が両側から手を伸ばし、俺の手を握ってくれた ジュナリスも俺の腹に片腕を巻き付けるかの如く支え、空いた手で頭を撫でる あぁ…癒される… (*´∇`*) 俺の様子を見ていたベリーが顎に手をやり、唸る ベ「紫苑様がこんな状態まで追い詰められるとは…強敵ですね」 ジュ「仕、置き…ダメ…?」 ベ「王道とやらに仕置きをしろと?ダメですよ、ここがルヴィナなら可能と答えていたでしょうが、他国で、しかも我々は潜入という手段を使っている以上は下手な言動は慎むべきです 自滅を招きます」 陽「我らの目的はこの学園のシステムや授業等を体験し、ルヴィナに持ち帰る事じゃ その為にフローズン達も体を縮める薬まで飲んでおるじゃろう」 紫「と言っても十数㎝だけどね クソ、高身長共が」 フ「ひでぇ言われようだな ハッハッハッハッ!」
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