第二章 俗に言う、前途多難かよ!

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ケラケラ笑いながらヒドイと言うフローズンは完全に冗談だ ここにいる全員は俺が冗談と言えば笑ってくれる しかし他は違う 特に、あの王道転校生は違う 警戒して当然な存在 それが、この上なく……………メンドイ! でもやるって言った手前やらなきゃ帰りたくないんだよねぇ 性分なんだ、仕方ないよ フ「んで?これからどーすんだ?学園の連中には何も言ってねぇんだろ?」 紫「言う訳ないでしょ」 陽「言った後が想像出来るのぅ」 白「人間側にしたら王様だもんねぇ」 陽炎と白夜が顔を引きつらせたのは、恐らくそうなった状況を想像してしまったからだろう ルヴィナでは魔界の一部だった名残で今も国王は魔王と呼ばれている 魔王って呼ぶのをやめよう、と大臣達に言ってみた事がある 何故か、是非そのままで、とお願いされてしまったのを覚えている 理由は分からない フ「とりあえず、媚を売られるな」 (;゜ー゜) ベ「というか、一部ではすでに女性である事が知られているので紫苑様の身の危険が…」 (;´д`) ダブルオカンの二人の言葉で一気に青ざめた 紫「やめてぇぇぇぇぇぇぇ!!俺の貞操の危機なんて誰も望んでないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!俺の望みは男同士のイチャイチャを見る事だぁぁぁぁぁぁぁぁ!大体、相手は自分で選びたいの!相思相愛じゃなきゃ俺は納得しない!」 使い魔『だから見合い話をずっと蹴ってるのか』 紫「当然な願望ですが何か!?」 結婚に夢を見ていいじゃないか! 俺の趣味趣向を理解してくれなきゃヤダ!
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