第二章 俗に言う、前途多難かよ!

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俺の考えでは、王道転校生で代表的なのは、愛され主人公・逆ハーレム・嫌われ主人公・アンチ系だろう 愛されと嫌われはその立場等で違うが、初対面の印象から嫌われを消去していい アンチ系は俺の方に何らかの障害がなければ、好きにすればいい 迷惑なのは逆ハーレム 逆ハーレムは王道転校生に群がり、関係無い周りまで巻き込むというオプションがついている これも、こちらに飛び火が来なければ放置していいだろう それにしても… 自分のケツを狙われてるかもしれないのを彼は気付いてるのかな? 気付いてないなら天然、気付いているなら計算高いねWWW 対策を練るにも相手を知らないとね これ、鉄則♪ ベ「王道転校生にも色々いる、という事ですか…我々は紫苑様の判断にお任せします、いつでも申し付けて下さい」 紫「あぁ、その時は頼むよ 後、明日からは俺との距離をとってくれ アレは精神汚染がヒドイから調査は俺がする 君達は接触しないでね」 ジュ「っ…話す…ダメ…?」 この瞬間、腹部に回っていた腕に力が入り、俺は動きを止めた 頭を動かして見上げた途端、ある事を失念していたのに気付く 無表情ながら紫色の瞳を潤ませ、わずかに眉を歪ませている彼の事だ 紫「ジュ、ジュナリス?」 視界には今にも泣きそうなジュナリスがいる まさか、ここまでショックを受けるとは思わず、戸惑う ジュ「やぁっ…紫、苑…!離れ、る…やだぁ!」 紫「ちょぉぉぉぉぉぉぉぉ!待って待って!マジ泣き!?ちょっと距離を置くだけで!?」 あ、泣いてるジュナリスも可愛…じゃねぇよ! マジか!?
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