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もう一度、周囲を確認し、中へとつながる扉に向かって足を振り上げた
ガァンッ!
ドアノブごと鍵を壊し、蝶番も半壊にした
直後、埃っぽい空気が鼻に寄ってきたが、気にせずに中へ足を進める
入り口から奥まった所にいくつかの気配を感じ取り、盛大に顔をしかめた
やっぱりか
薄暗い中、体格がいい男が三人と小柄な少年が一人を見つけた
少年の衣服は破かれ、暗くて分かりにくいが、頬が赤くなっている
とりあえずは、と空間の入り口を羽織っている上着の影に開き、カメラを取り出す
紫「はーい、チーズ♪」
パシャパシャパシャ
有無問わず撮った
何を、と問われれば、男達を、だ
しばらく呆然としていた男達がハッと我に返り、怒りの形相を向けて来た
「おい!何をした!?」
紫「何をした?暴行傷害の証拠ですが何か?あぁ、強姦未遂も追加だね あーぁ、この事が知れたら君達はお先真っ暗だね、間違いないよ おめでとう!」
「なっ!」
三人の男達は顔を真っ青にした後、一人が俺に向かって吠える
「そんな物!父上にいえばいくらでm 紫「消せる、とでも思う?」っ!?」
紫「君達の親がどんな地位についているか知らないけど、世の中はそんなに甘くないよ 君達がこれ以上、何かしようものなら、それなりの処置を施す事になる どのレベルか、はご想像に任せよう」
威圧感がある低い声で言い、目を細める
いつの間にか、彼等の体がガタガタと震えている
紫「さぁ、どうする?」
ニタリと氷点下の笑みを浮かべた
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