第二章 俗に言う、前途多難かよ!

26/39

3410人が本棚に入れています
本棚に追加
/1121ページ
言葉は言霊 この世界で最も古き魔法であり、想いを伝えやすい手段 手は手当て 生物による最も馴染みがある治療法、そして最も心を癒す手段 手当てはまだしも言霊の効力は10年前に詳しく調べて初めて知ったんだよねWWW 考えてみればそうだよね この力がなかったら神龍って何も生み出せなかったねWWW おっと、集中集中! しばらくして俺と白夜の手当てのかいあって少年は落ち着きを取り戻し、過呼吸の症状もおさまった ベ「この駄犬!どうして、あんな事したんですか!」 フ「いや、だってよぉ」 陽「だってもあるか!この者は被害者じゃと説明されたじゃろう!過呼吸は死ぬ事もあるのじゃぞ!」 フ「え"…マジ?」 ジュ「…マ、ジ…」 フ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…すまねぇ!マジですまなかった!」 「え…あの…」 ベリー達から自分の行動によって過呼吸が起こった事情と少年の命の危機をやっと理解したフローズンが全力の謝罪をする 少年の方はさっきまでの対応の落差に驚き、唖然とした顔をさらしている 隣にいる白夜は心底、呆れていた 俺はその場を静かに離れ、ソファに腰を下ろして一息いれる 予想外な事態になったが、過呼吸になる程のストレスがあるなら尚更、彼を保護すべきだろう 過呼吸は過度なストレスでも起こり、本人がパニックを起こしやすい 更に処置を誤ると、死ぬ事もある 陽炎が言った事って本当にあるんだよね 過呼吸で窒息(ちっそく)…なんてあるから怖いんだよなぁ
/1121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3410人が本棚に入れています
本棚に追加