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そっとベリーが近付いて来て耳打ちをする
ベ「役に立ちますか?噂ぐらいしか聞けていませんよ」
紫「噂ってのは突き詰めれば情報の宝庫だよ 例え嘘でも嘘を流した犯人の意図と行動が分かるし、トルミは十分に俺達の役に立つ」
フ「腹黒コンビ…」(--;)
紫・ベ「「お黙り、ヘタレ犬」」
フ「犬じゃねぇっつってんだろがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ト「な、何!?」
いつものやり取りをしていたが、慣れないトルミが肩を揺らして不安そうにこちらを見る
俺とベリーは即座にフローズンの口を塞ぎ、笑顔で対処した
紫「気にしなくていいよ ねぇ、ベリー」
ベ「えぇ、大きな声を出してしまってすみません いつもの事ですからお気になさらずに」
ト「そう、なの?」
フ「ふぉふ(おう)」
フローズンが口を塞がれた状態で返事をした
トルミはやっと安堵の息を吐く
俺もパニックになっていない事に安堵しつつ笑顔を保つ
紫「トルミ、ありがとう 君は俺達が保護しよう、友人が心配するだろうから部屋に戻るといいよ 悪いけど、友人に事情を話しててもらうと助かる 後…これを」
ト「これは?」
トルミに手渡したのは、丸型の黒い石
サイズは手のひらに包めるぐらい小さい
紫「それが君の危険を察知して俺達に教えてくれるんだ いわば魔道具の一種だよ」
ト「ほ、本当!?ありがとう!」
満面の笑顔で言うトルミを見て、内心では苦笑した
ごめんね、魔道具っていうのは嘘だよ
本当は……目を閉じたクロスケ君ですWWW
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