第二章 俗に言う、前途多難かよ!

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さて、ここで問題 俺に属性があるか? 答えはNO ある訳ないやーんWWW だって俺の力は源 前にユイが付けてくれてた属性は源に消されちゃってますWWW まぁ、錬金術があるからいいけどねWWW 消えた代わりに古代語、日本語を使って全部の属性が使えるんだよ 特殊属性も試したんだけどさ…ヴァンパイアとかフォルの喰とか、えげつなかったね…二度と使いたくない! フォルとは、フォル・キリシマ 俺の友人であるタクミ・キリシマの弟で、ブラコンでヤンデレ ちなみに彼の全力の愛を向けられるのは、タクミだ 魔力量は多分、水晶の測定外で測れなくなっちゃったんだね いくら腕輪で5段階封印を施してても人間からしたら規格外に膨大だもんWWW チート?はい、チートですWWW 規格外人外ですWWWチクショウWWW と、いつもなら笑い飛ばせるが、今回はそうもいかないようだ 「おい、聞いたか?」 「ああ、属性がねぇみてぇだな」 「魔力もないって…魔盲か?」 「マジかよー」 「どこから入ってきたんだよ、こんなクズ」 「学園も慈悲で入れてやったんじゃないか?」 後ろから聞こえる小さな声に溜め息をつきたくなる これはメンドイ事なりそうだね 紫「あの…もういいですか?」 「え!?あ、はい」 係が我に返って気の毒そうな視線を寄越し、紙を一枚、渡して来た シエン・ネミカコ 属性・無し 魔力量・0 ランクD 紙面にある文字に目を通し、ポケットにソレを突っ込みながら退室しようと足を動かす スッと列から足が出された こけは…避けるべき…じゃないね ガッ、ドサッ
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