最終話

18/35
前へ
/35ページ
次へ
こどものころとおなじように、 海(うみ)のかみさまはすぐにはあらわれませんでした。 なんにちも林(はやし)にかよい、 ふたりでまいにちおいのりをしました。 けして、 まごやひまごたちがし(し)なないように ねがったわけではありません。 「まごたちよりさきに天(てん)にめされますように」 そのひは、 くもひとつなく、 とてもすんだそらに星(ほし)がうかんでいました。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

130人が本棚に入れています
本棚に追加