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「昨日だって、それで怒られたではないですか」
「黙れ、まだこれからだ!」
「そう言われても…………困ったなぁ……」
頭を掻きながら、シダーの様子を眺めていた、その時。
カーーン!
カーーン!
カーーン!
どこからか、金属のぶつかるような音が響いてきた。
それと同時に。
「……さーん……リー……さーん……ごはんが……」
遥か彼方から、途切れ途切れに声が聞こえてきた。
耳慣れたその少年の声を聞き、リーガルはホッとしたように溜め息をつく。
「あ、ほら。ご飯ですよ、」
ピシャーン!!
突如、頭上目掛けて落とされた魔法の雷を、抜いた剣に伝わせて地面へと受け流し、リーガルはシダーに笑い掛けた。
剣をしまい、まるで何事も無かったかのように、シダーへと手を差し出す。
「さあ。行きましょう、シダー」
不意討ちとも言えるその攻撃をいとも簡単に受け流されたシダーは、唖然とした顔をして、リーガルを見上げていた。
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