第1章

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次の日の朝泣きすぎて腫れた瞼に頭も痛かった。 はー学校休もうかな。 そんな時未来からのメールが再び届いた。 「メール……!?」 “12年前の私へ” メールを送ってから3ヶ月が経ったけど後悔していませんか?私との約束守れたかな? ズキッ ごめん、私。守れなかったよ……。 私は夏実のことを知ってるつもりでいたけど実は夏実は悩み事も全部独りで抱え込んで涙も見せない。それは強いことだけど今の私なら思う。 強いけど本当の自分を見せられないのは辛いこと。 誰だって本当に辛いときは誰かに支えてもらいたい、側にいて話を聞いてもらえるだけでもいい。 もしかしたら夏実もそうだったのかもしれないと思うと今でも胸が痛い。 メールを読んで未来の私の後悔が痛いほどに伝わってきた。 2つ目の約束、それは本当に大切な人が誰かを忘れないで。 「本当に大切な人?」
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