第1章

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笑う山下に優花は怒った。 「なーんか山下、優花にだけつっかかるよね。」 「えーそうかなぁ。でも確かに本当うるさいんだから。」 「優花のこと好きなんじゃない?」 夏実の言葉に優花は大きく首を振った。 「ないない!絶対ない!むしろ嫌われてるんだよ」 「そうかなぁ。」 そんな会話をした一週間後告白された。 相手は山下ではなく隣のクラスの男子だった。 初めての告白に私は嬉しくて夏実に相談しながらもつき合うことに決めた。 未来の私、私独りじゃないかもしれないよ? 彼氏が出来て浮かれた気持ちでそう思った。 未来の私変わっているのかは分からないけれど今独りじゃなければいいなぁ。 そう願った。
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