第1章

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「うん。だって見てもうこれだ!って思ったからさ。じゃあ先買ってくるねー。」 「うん。」 うーん、どうしよう。どっちも可愛いくて選べない。いっそ両方買う?でもお金勿体ないしなー。 しばらくして夏実が戻ってきた。 「決まったー?」 「うーん、悩みすぎてよく分かんなくなってきたからもうオレンジでいいかな……。買ってくる。」 「うん。」 「うーん、やっぱピンクにすれぼ良かったかなぁ。」 優柔不断ともう1つ悪い所は後悔するところ。悩んで結局決めても選ばなかった方が良く見えてしまう。 「優花ピンク買ってたらきっと、オレンジにすれば良かったかなーって言ってるよ(笑)」 「う、確かに。」 「結局どっち選んでも選ばなかった方が良かったかも?って思うんだよ。だから私は迷わないように即決しちゃう。 二者選択じゃなくて一者選択?」 「そんな言葉あった?(笑)でも目移りしちゃうんだもんなー。」
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