これは10年後の俺からのメールです

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☆ 出席番号順に座ったクラスの席。 俺の隣は先生が来るまであいていた。 まさか本当に? 担任も深海だったし。 「転校生を紹介する。成川潤くんだ」 げっ。 まじだった。 「成川くんは、ご両親の都合でこの街に来た。みんな仲良くしてやってくれ」 へぇ。 そんなことは書いてなかったな。 「席は中村の隣な」 やっぱり俺の隣か。 俺の名前は、中村敦哉。みんなには、あっちゃんと呼ばれている。 「よろしくー」 一応声をかけてみた。 「よろしく」 へぇ。普通に答えてくれる感じね。 始業式を終えて、学校は午前中でおしまい。 「あっちゃんお昼食べいこー」 「あぁ。いいけど。成川くんもどお?」 隣の席だから、一応声をかけてみた。 「あー俺は…」 「遠慮すんなって。街案内するよ。なっ!」 断りたい感満載の成川くんだったけど、浩太が無理矢理誘っている。 「あーじゃあ少しなら」 おぉ。案外良い奴? でも、この次の日から3日間。成川くんは学校へ来なかった。 「まさか俺たちのせいじゃないよ…な」 なんて浩太は心配してたけど…まさかそんなことはないだろ? でも転校してきていきなり休みって…
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