第2章 ゲーム開始

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どっちみちゲーム・オーバーじゃねえか!? そうだ!いかん!! 俺はある事に気付く!! 海賊力!? 俺は慌ててスマホの画面を見た! すぐにメニュー画面から自分のステータスを確認する。 ________________ 【ステータス】 Lv : 1 HP :60 STR :60 VIT : 60 INT : 60 AGI :60 LUK :60 PIR : 8  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ やばい!海賊力が減ってる?確か最初は「10」だったはずだ! たったこれだけの時間で「2」も減ってる。 俺は慌てて「HELP」で「オーバー・ヒート」の停止方法を探す。 停止、停止と。なんだ?かけ声の後に「停止」と唱える? 「オーバー・ヒート停止」 自分の身体から、みなぎっていたパワーが抜けていくのが分かる。 俺はすぐにスマホでステータス画面を見た。 ________________ 【ステータス】 Lv : 1 HP :17 STR :23 VIT :18 INT :27 AGI :15 LUK :12 PIR : 8  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 戻った…… 海賊力は「8」のままだ…… ステータスがMAXになる技なのに、なんで「60」なんだ? 普通、MAXは「99」か「100」だろう?なんだ?「60」って? イライラしている俺はこんなどうでも良い事にまで腹が立つ!! ムンクは俺を少し憐れむような目で見ている。 ……もう、ゲーム・オーバーでいいよ。ゲーム・オーバーで。 俺がそう思っていると俺たちを閉じ込めている部屋の扉が大きな音をたてて開いた!! そしてそこには武器をたくさん抱えたブルグンが立っている…… 俺としては思う。出来るだけ穏便にゲーム・オーバーしたいと。
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