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マジかっ!?迫力が半端ない!!さすがにあんな奴には勝てないかもしれない!!
俺の目の前にはこの世の造形物とは思えない、凶悪な顔をした海賊が立っている。
奴の名はパウル・ハウゼン。海の悪魔と恐れられる海賊だ!!こうやって対峙しているだけでその迫力に圧倒される。
「ガハハッ!!若いのに、たいした腕前だ。しかし、俺には勝てねぇ!!」
「……」
「選べ!!俺の子分になるか!?死んで朽ちるか……どっちだっ!?」
俺の背中には大粒の汗が流れる。
早くもゲーム・オーバーか?
パウル・ハウゼンの部下との戦いで海賊力も残り少ない……
仲間のムンクも心配そうにこちらを見ている。
「どうした?このパウル・ハウゼンの軍門に降るのか!?それとも殺されてこの世を去るか……さあ、選べ!!小僧!!」
俺は特殊能力の「オーバー・ヒート」の準備をする。
「悪いが、あんたの部下になる気は無い。そしてもちろん……」
俺の言葉にパウルは表情を変える。
「……殺されるつもりも無い!!」
俺は「オーバー・ヒート」を発動させる。問題は俺の海賊力が持つかどうかである……
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