~1998~
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いつの間にか白い雪が降り始めていた。 暗い路地を、心もとない電柱が照らし出し、真っ白な道の上に一本の足跡だけが残っている。 もう、どの位歩いてきただろうか。 日頃から使っている小屋を出てからだいぶ時間がたったことを、動かしづらくなった指先が知らせている。 ふと、今まで覆っていた雲が晴れ、丸い月が顔を出した。 大きな大きな真っ青の月だった。
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