第1章

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朝目を覚ますと、スマホにメールが着信していた。 メールの差出人は1年後の俺。 最近開発された、1年前までだが過去にメールを送る技術を使って送られてきた、1年以上はまだ技術的に無理らしい。 1年後の俺は金持ちになったのか? この技術、送れるようになったけど、金掛かるんだよな。 確か、1日前に送るのに1万円だったかな? という事は1年で365万円!?大丈夫なのかよ1年後の俺。 首をひねりながら取りあえず文面を読む。 「1年後の俺へ。 30、52、43、73、84、05、95、06、66、86、07、98、29、01、 この数字をこの順番で第9回のロト14を買え。 用件はそれだけだ」 何なんだよ? まあ取りあえず買っておくか、当選番号なのだろう? ロト14というのは、00から99の数字の内14の数字を選び、出た数字と出た数字の順番がピッタリあうと当選する宝くじで、1年に1回売り出される。 ロト13までのロトくじは、キャリーオーバーが出ても限度額が決まっていたが、ロト14からは限度額が無くなった。 そしてロト14は第1回から第8回まで1等の当選が無く、販売期間が長い事もあって、今現在のキャリーオーバーの額は、30兆円を超えている筈である。
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