第1章

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家に帰りつくと、買いだめしていたお菓子をテーブルに全部出した。 次に、冷蔵庫から買い置きしていたお酒を取り出し、同じくお菓子の側に置く。 そのまま座ると、お菓子の袋を開けて一口、缶ビールを開けて、一気に飲み干す。 「もう! やけ食いだ!!」 食べたら飲むを繰り返す。 最近、自粛していたので、酔いが回るのが早い。 お菓子も久しぶりに食べて美味しいはずなのに、やけ食いしているから味がしない。 「う゛う゛っー」 口を膨らせながら、奇妙な声がもれる。 仕方ない、いつの間にか泣いていた。 ぐすん、と鼻をすすりながら、それでも手を止めない。
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