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多少机に落書きされたぐらいじゃ文句は言わない。
だがこれは、俺に投げかけられている「問い」だ。
なんとなく書かれていることに目を通す。
「意味が分からん。」
どうして俺にこんな質問をするのかが分からない。
なんで月曜の朝から問題を解かなきゃいけないんだ。
「…ん?」
ふと、この字を見たことがあったような気がした。
なんとなく指先で文字をなぞった。
あまり癖のない読みやすい字。
だが睡魔には抗えず俺は無視してそのまま机の上に伏せた。
教室にはまだ誰もいなくてゆったりとした時間が流れていた。
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