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「それが皮肉じゃなかったら皮肉とは何なんすかね」
「そんな事どうでも良いわよ。寧ろ私としては、貴方に私がどう思われてるかが気になるわ」
「他人の評価とか気になるタイプなんすか」
「いえ。でも自己評価なんて聞く機会なんて無いじゃない。私だって友達少ないもの」
「俺さんとしては面倒ごと持ってきたなー位しか」
「もしかして貴方私の事嫌い？」
「好きか嫌いかで言えばその中間くらい」
「好きか嫌いかで言ってないじゃないの」
「中間管理職くらい？」
「それ言外に嫌いって言ってない？」
「中間試験くらい」
「嫌いなのね？」
「好き」
「…そう」
「それで、クラスのアイドルが目標のあーちゃんはどうしたいんすかいな？」
「千里の道も一歩からって言うじゃない。だからクラスに友達を増やして全員友達になればその時点でアイドルよ」
「友達百人現象？」
「なによそれ」
「いんにゃ、一年生になったらでさ。友達百人できたって事はつまり百人の仲を取り持ったって事じゃん｣
「つまりクラスの全員の仲を取り持てば全員友達、と？」
「まあ、そうなるけど」
「けど何よ」
「俺さんが最初な時点で察して」
「え、ぼっち………ああ」
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