~プロローグ~

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この道に進んだのは、なんとなく選んだ大学の講義で 教授が穏やかそうな顔を、急に修羅のようにしかめ言い放った言葉が印象的だったから。 『サービス残業当たり前、休日なんてありゃあしない。家族はゴミだ、クソだ、金にもならん。そんな事よりも会社の為に働いて働いて働いて死ね!!!……かつて、私がいた会社は……そんな地獄のような場所でした。建築関連を否定する訳ではありません。立派な仕事だ。ただ……、あの会社が異常だっただけのことです。ですが……、私にはあの時の記憶が消えません。この中にその道を選びたいという人がいるなら……まぁ、この辺にしておきましょうか』 これだ って……感じた俺も他分異常だった。 仕事に生きて、仕事に死ぬ それはそれで本望だった。
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