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クラスであまり目立たない存在の私と違って、リュウはそのルックスのせいもありクラスでも、学年でも目立つそんざいだった。
「でもなぁ、話しも出来ないんじゃどうしようもないよね・・・。」
わたしはふぅーっと天を仰いでためいきをついた。
「でもなんでかなぁ。」
「何が?」
ヒナが首をかしげた。
「いや、何で、小学生のときのことなんかこんなに引きずっているのかなぁ、と思って。」
・・・・
「それは・・・ソラにとってそれだけ安西が大きい存在だったてことでしょ。」
ヒナはやれやれって感じで首を横に振る。
「うーん・・・でもそんな2人の思い出みたいなものなんてないし、特別って程のことなんてないよ?」
「はぁー、もうそんだけなん日も一緒にいたくせほんとになんにもなかったわけ? 信じらんない!」
「だってぇぇぇ・・・。」
「よく思い出してみなよ、なにかあるかもよ?二人だけの思い出!」
「・・・あれ、まって・・・あるかも!」
そう、あれは確か小学5年生のとき・・・
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