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22歳の故郷を離れ師匠も変えるという一大発起から、2001年までの6年間に及ぶ黄金時代。
そこからの怪我の多発。
それでも強行出場を繰り返し、破れ続けるも2004年の一時復活、再び不振。
現在33歳を迎えながらも未だに世界選手権とオリンピックを目指すという野心。
その走り、生き様は僕を捉えた。
それは自分にないものに憧れるという羨望に似た感情だったのかもしれない。
僕には、両足がない。
生まれつきの障害らしく、生まれてこの方車椅子の生活を余儀なくされている。
両手で押して体を進ませる。
僕にはそのすべしか知らない。
そんな僕の友達は、リスだけだった。
イギリスの森には様々な動物が生息しており、特にリスはいたるところで見ることが出来た。
ある日看護婦さんに連れられて近くの公園に行ったとき、懐かれて連れて来たのが始まりだ。
それ以来リスは常に僕の肩で同じ時間を過ごしてくれた。
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