イスラームについて

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 2015年11月悲惨なテロが起きた。イスラム国を名乗るISISというグループはイスラム教を教義にしているとはいっているが、今までのいわゆるイスラム過激派とも違う。イスラム過激派にはまだ彼等なりの正当性(もちろん正しいとはいわないが)があった。それは正しく“イスラーム教”の教え“コーラン”が根底にあった。  コーランとは“声に出して読まれるもの”もしくは“声に出して読まれるべきもの”という意味がある。文字の読み書きとは、日本で暮らすわれわれにとっては極々当たり前のことであるが、そうでない国はまだまだあり、そもそも古い時代なら読み書きはより高等な技術といえた。  声に出して読まれるもの…であるコーランの存在が、世界をキリスト教と二分するほどの勢力を持ったイスラーム教の反映の一つの要因であったのは確かだろう。
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