第1章

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 誰にも知らせていないアドレスに届いた、同姓同名の人物からの、はるか50年後の未来の日付のメール。無理矢理に全てを繋げて考えると、答えは――。 「まさか、50年後の未来の俺から、今の俺にメールが……?」  唐突過ぎて、それ以上深く考える気にもならない。手の込みすぎた悪戯はむしろ、笑えないものになる――そんな程度に思っていた。  この時はまだ、そう思っていたのだ。
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