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いや、あれは、親御さんとか心配しちゃうし、あとあと面倒臭いし…って言うので探しただけなんだけど……←
「あれからさ、俺、センパイの事探しまくって、やっと見つけたら、俺が引っ越しする予定のマンションに住んでるなんて!」
「運命にしか思えないよね?センパイ」
僕は、本当に陸海君が怖くなってきて、ただただ、首を横にふることしか出来なかった。
「……センパイ。分かってくれないの…?」
なんか、悲しい顔になっちゃった……
そんな顔しないでよ……
そう思って後悔した。
「じゃあ、、、わわからせるしかないよね…!!」
「ん?!」
そう言って、AVなんかでみる…?口に当てる、丸いやつをはめられた。
「んー!!んー!!」
「大丈夫、センパイ。優しく……できるかわかんないけど、出来るだけ優しくするから」
そう言うと、笛を取りだし、息を入れた。
……音がならない。
というか、聞こえない。
………!!犬笛?!
そう思ったのと同時に、奥の方から、六匹のハスキーが出てきた。
「ん?!むひゅみ君!!何するふもり?!」
……上手く喋れない!
でも、全然喋れない訳じゃない……
「センパイ、心配しないで。この犬たちは、人の服だけをひっぺがえしていくように躾けてあるから…」
(いや。何が大丈夫?!今から、この犬たちに、服を持ってかれるの?!裸になるの?!)
そう思うのもつかの間。犬たちは、僕の服を、噛み、引っ張る。
どんどん引っ張る。
ガリッ!
「っ!」
歯が当たって、切れた。
痛い。
誰か!
誰か助けて!!
「んー!んー!」
「あぁ、涙流しちゃって、可哀想だけど、可愛いなぁ~」
「ヒック,うー!んー!!ヒック,ズビッ」
泣いていると、いつの間に終わったのか、犬たちはいなくなり、僕は、素っ裸になっていた。
所々、犬の牙や、爪が、肌にあたり、切れている。
「センパイ……」
陸海君が、僕を呼びながら近づいてくる。
スリ……
陸海君の手が、僕の頬に触れる。
ビクッ!
怯えている犬のように、体が跳ねた。
「センパイ、怖がらないで……」
そう言いながら、僕の口のやつをはずした。
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