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あれは去年の冬の事。
僕は、高校生になって、初の誕生日を家族に祝ってもらった帰りに、本を買おうと、駅近くの本屋によったんだ。
僕は、前から気になっていた小説が売り出されているかを確かめようと、小説コーナーによった。
その時、隣のコーナーに置いてあった、一冊の小説に目を奪われた。
それは、BL小説と書いてあった。
今までで、見たこともないジャンル。
正直、興味がわいた。
「BL……買ってみようかな…」
僕は、小説と、BL本を手に取り、レジに向かった。
「ピッ 二点で1057円になります」
お金を払って、店を出る。
「……何で店員に変な目で見られたんだろう…」
僕は、このときはまだ、BLというものが何なのか、あの人に出会う事とか、色々分かっていなかった。
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