1日目…

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携帯に着信。 慌てて出る…   同僚の楠本 聖だった。   聖 『お疲れ様です!引越ソバ食べました?まだでしょ?今からみんなで押し掛けま~す』     響 『わかった!待ってるよ』   明るい女の子で、仕事も捌ける。 響が気にいってる同僚の一人。   響 『まぁ~何人きてもこの広さなら平気だね』   待つ間に響は風呂を済ませた。 しかし…風呂場が綺麗なのに… カビ臭いのが気になった。   響 『明日消臭剤でも置くかな…』     風呂から上がり、時計に目をやる… 23時… この業界の人間には、遅いとか、早いとかの感覚はない……   響 『そろそろ来るだろ……ん?子供の声?』   下から聞こえてきた。 この広さなら、普通に子供ありな家庭が多いだろ… 響はそんなに気にしなかった。   その数分後 チャイムがなる。 玄関の映像が映る。   そこには見慣れた同僚達の顔。 響は玄関に向かう。   ワイワイと騒ぎながら、全員で8人も来ていた。   引越ソバはなかった。 そんなもんだ。 様は騒ぎに来たのだろ。   聖 『ワァ~広いね!誰か一緒に住んだりして?!(笑)』   響 『なら、お前住むか?』   なぜか、大爆笑が起きる。   それから、それぞれ部屋を見て回り乾杯した。 楽しい夜になった。   響 『1日目…チョロイもんだな』   響はそう思った。
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