283人が本棚に入れています
本棚に追加
携帯に着信。
慌てて出る…
同僚の楠本 聖だった。
聖
『お疲れ様です!引越ソバ食べました?まだでしょ?今からみんなで押し掛けま~す』
響
『わかった!待ってるよ』
明るい女の子で、仕事も捌ける。
響が気にいってる同僚の一人。
響
『まぁ~何人きてもこの広さなら平気だね』
待つ間に響は風呂を済ませた。
しかし…風呂場が綺麗なのに…
カビ臭いのが気になった。
響
『明日消臭剤でも置くかな…』
風呂から上がり、時計に目をやる…
23時…
この業界の人間には、遅いとか、早いとかの感覚はない……
響
『そろそろ来るだろ……ん?子供の声?』
下から聞こえてきた。
この広さなら、普通に子供ありな家庭が多いだろ…
響はそんなに気にしなかった。
その数分後
チャイムがなる。
玄関の映像が映る。
そこには見慣れた同僚達の顔。
響は玄関に向かう。
ワイワイと騒ぎながら、全員で8人も来ていた。
引越ソバはなかった。
そんなもんだ。
様は騒ぎに来たのだろ。
聖
『ワァ~広いね!誰か一緒に住んだりして?!(笑)』
響
『なら、お前住むか?』
なぜか、大爆笑が起きる。
それから、それぞれ部屋を見て回り乾杯した。
楽しい夜になった。
響
『1日目…チョロイもんだな』
響はそう思った。
最初のコメントを投稿しよう!