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暗い学生時代に終わりが訪れると僕はやっぱり寂しかった。悲しみが風を運ぶと携帯の着信音が鳴った。
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天使が天使である理由は天使だからではないのか?忠告はしたし後悔もあるだろう、選択したのは自分自身なのだから涙の意味を君は知るべきだとおもわないかね?夜だけを考えればすべてが夜になってしまうのだから…
天使になった僕より。
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理由か…理屈ではないんだね……
正直、二度とこんな惨めな学校生活は送りたくない!それでも、
(頑張れた自分がそこにはいる)
過去の僕はもう僕ではないのかもしれない。今いる自分が僕であって未来へと進んでいるのだから、必ず後悔はするものなのだから選択は簡単じゃないか。
「このメールってなんだろう?」
未来の僕は天使なのかな?この嬉しい気持ちのことを『幸せ』だというのだろう。僕が僕として生きていくには様々な嫌なことがあるだろう、それでもなんとか生きていける。僕は涙の意味を探すんだ。負けてもいい、後悔してもいい、だからこそ
“優しい人になれるんだよ”
古い空気が僕に囁いた気がした。
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