ゆーがっためーる

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改めてメールの内容を読み終える。 なんとも言いがたい胡散臭いメールだったけど、まぁ本物なんだろうと思えた。 日付を決めない曖昧さと、過去の自分に全部託す適当さ…自分らしい。 タイムカプセルに入れた手紙の内容なんて覚えてないし、未来の自分がどう思ったかは知らないけど 今は今で苦労したし、進行形でしてる。 それでも、普通に遊んだり笑ったりできてる。 いつかの未来の自分よ、その歳になるまでにどんな経験をして苦労して楽しんだかは知らないけど 今は今で、まぁまぁ楽しめてるよ。 過去の自分よ、苦労苦難あれどそればかりでも無く楽しんでるよ。 だけどさぁ…未来の自分… 「宝くじの番号は書いとこうよ…数年間ぐらい買い続けたのに」 そう言葉を漏らしながら、メールの文を削除してパネルをタッチする。 今、漏らした言葉入力して 追加で ----------- まぁ、それなりに生きてるよ。 ありがとう。 タイムマシンを使うかの選択は、また別の時間の未来の自分に託す ----------- そして、送られてきた宛先に送り返す為に送信ボダンを押した。 送信履歴を見ると、're'が一つ増えた自分のメールがある。 送り返されては来ない所を見ると、もしかしたら未来へと返信できたのかもしれない。 まぁ、どっちでもいい。 生きていけば、過去へとメールが送れる日が来るのだろう。 その時にでも、また別の過去の自分へとタイムマシンをオプションで付けてやろう。 その時の自分がどうするかは分からないけど… 休憩時間が終わるまで後少し そんなに時間が過ぎていたのか… もう一度、ジュースで喉を潤し 仕事に戻るための準備をする時に、ふと先輩の言葉が頭をよぎる もしかしたら、先輩にもメールが… ………だから、なんだって話だけど そして、準備を終え 仕事に戻る。 今日もまた、何気ない一日が進む 特に変わりなく、不満も苦労もあれどそれなりな日常を 過去の自分の手紙を見た未来の自分からのメール ちょっと、特別な事があった そのちょっとの事で、今は今で楽しめているよ。 「休憩終わりましたー」 「はーい」 自分と入れ替わりで休憩に入る別の先輩 もしかしたら、その先輩にも届いているのかな?数年後の自分からのメールが
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