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「確かに可愛いのこれは」
「そうでしょう。私達でこの子を育てましょ!」
「おばあさん、いつも思うが何でもテンポが早いぞ。ワシはついていくのに必死じゃわい」
「よろしくね。桃太郎」
「もう名前もつけたのかよ!ワシの置き去り感半端ねぇ!」
かくして、桃太郎と名付けられた赤子はこの老夫婦に育てられる事になりました。
桃太郎の成長は驚くべきスピードで、一歳になる頃には普通に歩き回り饒舌に会話ができるようになります。因みに初めて発した言葉は「糞ジジイ」でした。多分おばあさんが影で言ってたのでしょう。
少し夫婦間のいざこざが起こりましたが、二人はその成長を大変喜びました。
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